手術室新人教育「シャドーイング」

新人教育

新人教育で数年前から「シャドーイング」をするようになりました。
毎年シャドーイングで指導者により個人差がでており大きく2点の問題が起きていました。
1.一つ一つ丁寧に説明しながら行う人と、何も説明せずに自分の介助をひたすらする人
2.出来そうな事は新人さんへ介助をさせている人と、何もさせずに見学させている人

私は、新人教育に関わっていなかったためシャドーイング教育を行った事がありません。そして、私自身もシャドーイング教育を受けた事がないので、どのようにするのがベストなのかが分かりません。指導者の経験年数は3年~10年以上の人までばらつきがあります。指導者もどのように「シャドーイング」をしたらよいのか理解できていないのではないかと思いました。そこで、調べてみましたが書籍や看護研究も少なく、手術室新人教育でのシャドーイング見つける事が出来ませんでした。看護学校の実習では取り入れている学校が多いようです。

シャドーイングとは

一般に、ネイティプの発音を聞きながら、その単語や文をすぐ後から影のように追いかけて発音していく、英語の学習法のーっとして知られている用語です。もともとは『ジョブシャドウイング』といわれ、米国で行われている子ども向けのキャリア教育の一種で、生徒が企業の職場で従業員に『影』のように密着し、その仕事内容や職場の様子を観察する方法です。看護学教育におけるシャドーイングという方法は、文字どおりローノレモデルの後ろを影のように離れず付いてまわる実習方法です。ロールモデルの実践を実際に見て、体感することで、講義で学んだ理論をいかに実践すべきか具体化することができる有効な学習方法であると考えられています。

シャドーイングで期待できる効果

自らが学ぶ姿勢を確立出来る一手段となり、さまざまな看護場面の疑似体験による看護実践能力の向上、療養環境を調整する力、患者および医療チームとのコミュニケーション力の向上への効果が期待でき、新人看護師の主体的な学習、社会組織化の促進に加え、スタッフで育てる組織文化の形成にも効果的であると考えられると言われています。

シャドーイング研修で大切な事

行動一つひとつの意味・目的・根拠を声に出すことが重要です。
そうしないと、実際に受け持ちをする時に、動きは真似ができても根拠をもった看護になっていないことも起こりえます。
特に患者さんに接する時には、留意点や大切にしていることなどを伝え、新人さんたちが「何が看護で何が看護でないのか」ということを自然と学べるようにすることが大切です。

手術室新人看護師シャドーイング研修への疑問

・期間はどのくらい行うのが適当なのか?看護学校では実習前に1日行っている所や、病院では、中途者研修に2週間、救急外来では1ヶ月間、病棟では3ヶ月などまちまちのようです。

・影のように密着し、見学するだけなのか?直接患者さんに関わる事以外で時間的に余裕がある時は実践させたらダメなのか?

・患者の情報収集、麻酔方法、体位、薬、疾患、術式の学習などどこまで行った方が良いのか?

・器械出しでは、どこまで学習が必要か?器械、診療材料、手順、など多くの知識が必要になるがどこまで事前学習を行う事が必要か?

・器械出しは、ただ観て立っているだけだと眠たくなるし、気分が悪くなる新人さんが多いので介助させてあげたいけど介助をさせてあげたらだめなのか?

調べてみましたが、詳しく記載されている文章がなかったので、今年度のシャドーイングの評価をかねて新人さんや指導者に協力してもらい、当院での効果的なシャドーイング教育の方法を確立していきたいと思います。

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