放送大学「身近な統計(’18)」の感想

放送大学

2019年度1学期に身近な統計’18の単位認定試験を受けました。

看護研究を読んでいても統計が示している意味が分からない。有意差があるとかないとか言うけど意味が分からない。せっかくなので統計を勉強したいと思い受講しました。

身近な統計(’18)基礎情報

【講義概要】
統計の基本的な考え方、データの統計的活用の理論と方法を解説するだけではなく、諸種の統計情報が企業や行政の意思決定および社会・経済・自然現象の解明に具体的に活用されている事例を(VTR映像で)紹介します。また、更に具体的な理解を深めるため、身近なデータの表計算ソフトを使った簡単な分析方法も説明します。
【授業の目標】諸種の具体的な統計グラフや統計数字に関して、具体的な意味を知り、そこから正しく情報を読み取ることができるようになることを目標とします。
【メディア】
テレビ放送
【単位認定試験平均点】
2019年度1学期(68.8点)、2018年度2学期(69.8点)

【単位認定試験】
持ち込み不可

放送授業・印刷教材

テレビ放送は、前半30分くらいが印刷教材の内容の授業で、進み後半20分くらいは、社会で活用されている統計の紹介があります。計算式は詳しく説明がないので数学の苦手な人は???となり、理解すするのが難しいです。

試験の傾向

・問題は23問~30問。(2018年1学期30問・2学期23問、2019年1学期・2学期25問)
・用語の定義を問う問題が多いです。
・用語と理論が理解出来ていたら解ける問題が多いです。
・電卓は持ち込めないですが、計算をしないといけない問題もあります。
・過去問題や中間指導や自習型問題から同じ問題は出ませんが似た問題が出ます。

私が行った勉強方法

・テレビの授業は数学の計算式は理解できている事を前提なので、Σの計算などはさらりと進んでいきます。テレビ放送と教材では理解が出来なかったので何冊か本を購入して読みました。
・平成29年2学期、平成30年度1学期、平成30年度2学期の過去問をしました。
・中間指導・自習型問題、第15章の練習問題を繰り返し行いました。
・用語の定義をなかなか覚えれなかったのでExcelにまとめました。

オススメの本

1.マンガでわかる統計学 : 著/大上丈彦 サイエンス・アイ新書

全てがまんがで書かれているわけではないですが、統計の基礎が分かりやすいです。放送授業や印刷教材で理解できない部分が理解できて、頭の中が整理出来ました。

 

2.いまさら誰にも聞けない 医学統計の基礎のキソ :著/浅井 隆

医学論文に示されている統計が理解できるようになるための基礎知識が分かりやすく書かれています。身近な統計の試験に直接役に立つ本ではありませんが、統計のアレルギーが減少します。

P値、有意差、信頼区間、ばらつき、分布などが理解でします。

身近な統計(’18)を受講しての感想

かなり勉強しましたが単位認定試験評価はBでした。Aを狙っていたので悔しかったです。
数学の苦手な私にとっては、Σとか確率の計算にアレルギーを感じました。確率の問題が最終的に理解できませんでした。放送授業も印刷教材も分かりにくく、良い教材とは思えませんでした。基礎科目ですが難しいです。もともと統計の基礎知識がない人には放送授業と印刷教材だけでは理解するのは難しいと感じました。第15回の放送授業は、全体のまとめで問題の解答をするので何回か観たら勉強になります。

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