私が経験したハートチームの症例数(7年間の集計)

心臓血管外科

ハートチームで関わった7年間でどのくらい心臓血管外科やストラクチャーの手術の器械出しや外回り看護に入っていたのか症例数を振り返ってみました。

毎日、毎日手術につくなかでどのくらい経験をしているのかふと気になったので集計してみました。

1人で手術介助に付く時と、後輩指導目的で付く時があるのでそちらも考慮しました。術式は大まかに分けてみました。

開胸手術・器械出し介助の症例数 (7年間の集計)

開胸手術の器械出し介助を振り返ってみると、弁の手術がかなり多いことが分かりました。弁+CABGを入れると経験した症例の半分以上が弁の手術となります。

OPCABの手術は、PCIの発展や循環器医師の頑張りにより、症例数自体が減少傾向にあります。そのため介助症例も年々減っています。

大動脈弓部と大動脈基部手術と胸腹部大動脈手術は思っていたよりもかなり少なかったです。単純計算で大動脈弓部は年間約9症例、胸腹部手術は年間3症例、大動脈基部(Bentall,or形成)は年間1症例程度しかついていないのには驚きました。もっとついていると思っていました。

指導者として後輩と一緒に手術に付く症例は、OPCAB、弁の手術が多くなっています。これは、独り立ちするまでに繰り返し一緒に介助に付き、1人立ちするとその他の応用の手術は外から観て指導することが多いのでこの結果には納得しました。

開胸手術・外回り介助の症例数 (7年間の集計)

外回り介助の方が、器械出し介助よりも120症例少なかったです。

後輩へ指導目的で一緒に介助に入っている症例数は、器械出しの1/2で少なくなっています。やはり、外回り介助よりも、器械出し介助の方が独り立ちするまでに時間がかかることが比べてみてよく分かりました。

開胸手術の器械出し、外回り介助両方を合計すると824症例でした。7年間で多いのか少ないのか、普通なのかは、比べるものがないので分からないですね・・・。

ただ、心臓血管外科の手術介助は非常に楽しいということだけ分かります(^^♪

1000症例まであと176症例です。今年中には無理ですね。来年もハートチームに在籍していたら、達成できるかな・・。難しいかな・・という感じですね。

AAA・ステント・ストラクチャー手術の器械出し介助の症例数
(7年間の集計)

AAA・ステント・ストラクチャー手術の外回り介助の症例数
(7年間の集計)

 

開胸手術に比べたらかなり少なくなっています。特に後輩指導目的での介助が非常に少ないですね。その理由として、これらの手術の後輩育成は若手の看護師に任せているためだと考えられます。ステントやTAVI、AAAの手術指導が出来るようになったら、開胸手術の指導を行うようにしています。そのため、後輩指導を行っている姿を確認する目的で手術介助に入っていることが多くなっているのでこのような結果になっているのだと思います。

ステント手術は、器械出し、外回り合計で100症例以下でした。

TAVIは、器械出し、外回り合計で116症例程度です。実際もっと介助に入っているような気がしていましたが、集計してみるとその程度なのだと思いました。

まとめ

7年間を振り返ってみて非常に楽しかったです。自分が体感している感覚の症例数と実際の集計ではけっこう違っていると思いました。すべての症例数を網羅できず、取りこぼしている症例もありますが、だいたいこのくらいの症例数だと思います。ただ、急患の症例はすべては集計できていません。7年間の間で後輩を21名育成しました。振り返ってみながらいろんなことがあったなぁーと懐かしく思いました。

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