大腸穿孔手術でROOM内へ漂う臭いへの効果的な対処法

日常のできごと

緊急手術で大腸穿孔手術は腹腔内が便まみれになっているため、ROOM内が便臭で大変なことになりますよね。剥離しながら腹腔内の便をガーゼですくいながらキックバケツにどんどん降りてきます。その頃にはROOM内は便臭で充満していて、ROOM外から他のスタッフが入室してきた時に、だいたいみんな一歩下がるか、停止します。そして『この部屋そうゆう部屋ね』とか『そりゃ、そうゆう臭いになるよね』とか言いながら入室し、短時間で退室していきます。
先日久しぶりに大腸穿孔の手術に付いた時に、ふと思いついた対策でROOM内の臭いを最小限にすることに成功しました!!その方法を紹介します。

それは、便とともに降りてきたガーゼをガーゼカウンターごとに透明の袋で封印することです。名付けて『臭いものには蓋作戦』です!

今まで色々試してきましたが、この方法が一番効果ありました!!

一番ブーイングが出る方法が、ROOMの扉を開けっぱなしにして換気をする方法です。これは、廊下中に便の臭いが充満するためみんなから非難されます。非難されるわりには、ROOM内の消臭効果はありません。

ROOM内が便臭で充満する手術介助につくと、不思議と鼻が慣れてきて臭いがよく分からなくなってきます。人間の適応能力って凄いですよね!!でも最前線で戦っている医師は、非常に辛くだんだん目に染みてくるそうです。

便とともに降りてきたガーゼをガーゼカウンターごとに透明の袋で封印する方法とポイント!!

 

1.術野から降りて来る「便」と「ガーゼ」をガーゼカウンターへ詰めていきます。

2.ガーゼカウンターへ20枚詰め終わったら、透明のビニールへ入れ完全に封印します。

※ 封印しますが、ガーゼカウントが確実に出来るように外からはちゃんと20枚詰めているのが目視できるように透明のビニールで封印することが大切です!!

3.不潔になった器械など便汚染があるものもすべて透明のビニールで封印します。

これが本当に不思議なのですが、術野で穿孔した腸を切除⇒10Lくらい洗浄した頃にはROOM内の便臭がなくなります。

洗浄後の手技のドレーン挿入⇒人工肛門増設⇒閉創 の操作中はほぼ普通のROOMの臭いで仕事が出来るようになるのでとてもオススメです!!

ROOM内から臭いが無くなるタイミングとポイント

  • 穿孔部分が特定され腸切除や孔を縫合するなどで原因部分を除去し、腹腔内の便が完全に除去される。
  • 体外から排出された便と便で汚染されたガーゼや器械をビニール袋で完全に封印する。

上記の2点が完了したら、臭いの原因となる元が無くなるためROOM内の便臭を退治できるのだと思います。

大腸穿孔手術時のあるある

  • ROOMにスタッフが入って来なくなる。入室を躊躇する。
  • ROOM内にいるスタッフはだんだん鼻が慣れてきて臭いが気にならなくなる。
  • 手術が終わった後も身体中に臭いが染み込んでいるのか、自分が臭く感じる。
  • 外回り看護師は、洗浄を10L~15L洗浄するので生食を渡すのと吸引バックを交換するのがめちゃくちゃ忙しい。
  • 温めている生食が足りなくなる。
  • 器械出し看護師は、清潔な器械と不潔な器械を分けていてもだんだん分からなくなってくる。そのため、閉創用の器械を別で広げるとしてもそれはそれで忙しい。
  • ファブリーズが意外と一時的な消臭に効果がある。しかし、時間と共に臭いが復活する。

最後に

大腸穿孔は死亡率が高いことでも知られています。10%~30%死亡するとも報告があります。手術中に腹腔内が便まみれになっているのを見ると納得します。手術する医師も手術をされる患者さんも大変な手術です。お互い必死に戦っているので、患者さんが元気になったらとても嬉しいですよね(*^-^*)

以上が、私が最近実践して効果があった臭い対策です\(^o^)/

よかったら試してみてください!!

 

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