心臓血管外科

心臓血管外科

左上大静脈遺残(PLSVC)と3本脱血の関係

術前カンファレンス 外科医 術式は、MAP+TAPでPLVCがあるので3本脱血します。 後輩 3本脱血?なんで?PLSVCって何? 後輩 ...
心臓血管外科

「MIDCAB」と「MICS-CABG」の違い

CABG においては 99%以上の症例が胸骨正中切開にて行われています。 当院でも基本的には開胸手術を施行し、年間に2~3例で「MIDCAB」を行っています。 LITA-LADのみの症例があまりないためMIDCAB適応症例が少な...
心臓血管外科

【余裕があれば知って欲しい】急性心筋梗塞の合併症に対する手術

急性心筋梗塞の手術は緊急冠動脈バイパス手術よりも頻度としてはかなり少なく、年間約600例~700例の開胸手術をしている当院でも年間3~5例ほどしかありません。 そのため、1回も付いたことがない人もわりと多く、しっかりした手順書まだ...
心臓血管外科

【流量測定・フローメーター】冠動脈バイパス術(CABG)の手術介助⑤

バイパスの吻合後にグラフトの評価を行っていると思います。 現在、最も普及していると考えられる術中グラフト評価法は、MediStim社のtransit-time flow meter(TTF)です。当院でも使用しています。 毎回測...
心臓血管外科

【よく使われる用語】冠動脈バイパス術(CABG)の手術介助④

心臓血管外科の手術中には、略語や英語がよく飛び交います。 外科医 4PL吻合できそうならVeinでシーケンシャル吻合する 外科医 グラフトの長さが足...
心臓血管外科

【手順】冠動脈バイパス術(CABG)の手術介助③

バイパス手術のポイントは以下の4つです。 ①グラフトの十分な血流を供給できること ②グラフトの長さに過不足がなく、軸のねじれや折れ曲がりがないこと ③十分な吻合口を確保する正確な吻合 ④末梢側の血管床が十分にあり、狭...
心臓血管外科

【解剖・グラフトの理解】冠動脈バイパス術(CABG)の手術介助②

冠動脈バイパス手術に付く前に後輩から質問されることが多いのが下記の2点です。 後輩 冠動脈に当てられている番号を覚えるのが苦手です。 後輩 OPCAB(LI...
心臓血管外科

【術式の違い】冠動脈バイパス術(CABG)の手術介助①

冠動脈バイパス術のほとんどは、人工心肺を使用せず心臓が動いた状態で血管吻合をするOPCABが行われています。しかし人工心肺を使用せず手術を施行中に血行動態が崩れたときは緊急で人工心肺を使用したり、心臓を止めてバイパスを行うこ...
心臓血管外科

Bentall手術介助の基本知識と手順

Bentall手術は、頻繁にある術式ではないため苦手だと感じる人も多いと思います。 私が初めてBentallの手術についたのは、夜中の緊急解離手術の時で基部まで解離しているからBentall追加すると言われたのが初です。介助し...
心臓血管外科

腹部大動脈切除術(AAA)外回り看護のポイント

腹部大動脈切除術(AAA)外回り看護のポイント4つ+おまけを紹介します。 1.術前と術後に足背動脈または、後脛骨動脈の確認を必ず行う。  腹部大動脈瘤の切除では大動脈のクランプによりプラークが飛んだり、末梢の動脈解離になっていた...
タイトルとURLをコピーしました