短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒になれる本はなぜ絶版？改訂版は出る？

看護学士を取得するためにお勧めの書籍として紹介していた『短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒になれる本』と『短大・専門学校卒ナースがもっと簡単に看護大学卒になれる本』が気付いたら絶版になっていました。

私は、この書籍と出会ったおかげで放送大学に３年次編入して学位授与機構にて看護学士を取得することが出来ました。そこで、今回はどうして絶版になったのか？改訂版は出版されないか気になったため調べてみました。

なぜ絶版になったのか？

著者の松本肇さんが、社会人大学院生の本を出していた「オクムラ書店」という出版社の取締役に就任することになり、現在は代表取締役として運営されています。

松本さんが、オクムラ書店の役員になったことをエール出版社に報告しにところ、「ナースが簡単に看護大卒の作品は松本さんの大切な企画なのだから、オクムラ書店で出したらどうですか」と、版権の譲渡を持ちかけられ、初の刊行から10年以上、エール出版社にて重版・改訂を繰り返していた企画の出版権を松本さんが譲渡してもらったようです。

エール出版から出版権を譲渡されましたが、日々の業務が忙しくエール出版から頂いた暖かい言葉から２年くらい経過していまい、エール出版社版は絶版してしまったそうです。

改訂版は出る？

2022年12月5日に「短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒学習成果レポート作成入門　大学改革支援・学位授与機構の看護学士を２週間でめざす」という書籍が出版されました。

この書籍は、2006年と2009年に発表した、エール出版社刊『短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒になれる本』と『短大・専門学校卒ナースがもっと簡単に看護大学卒になれる本』のオクムラ書店による改定新版になります。

今後以下の三部構成で発行する予定だそうです。

本書上記のうち第２巻にあたります。読者からの希望が多かったため取り急ぎ第２巻から発売されたそうです。

第１巻、第３巻がいつ発売されるかは未定です。

短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒学習成果レポート作成入門　はどのような内容か？

内容は、現在絶版になっているエール社から出版されていた「短大・専門学校卒ナースがもっと簡単に看護大学卒になれる本　２週間で書ける学修成果レポート！」の内容とほぼ一緒です。
違うのは、第８章　そして私たちはこのレポートで合格したが無くなっています。

その代わりに第８章「新しい学士への途」の学習成果の解説というのが追加されています。

個人的には私たちはこのレポートで合格したに5つレポートが紹介されているのを何回も読んで、構成や言い回しや引用の仕方などを参考にさせてもらったので合格レポートの紹介が無いのが残念です。今後第３巻で紹介されるのだと思います。

ただ現在、絶版になっているナースがもっと簡単に看護大学卒になれる本はメルカリでは高額で販売されているので、無理して買う必要はないと思います。第８章を除けば内容はほぼ一緒です。

学位授与機構の看護学士の合格率

学位授与機構発行の「大学評価・学位研究１８号」によれば、過去２５年間にわたる機構の学士（看護学）の合格率は84.6％だそうです。

積み上げ単位で単位を取得し、学習成果さえ書くことができたら落とすような試験ではないと思います。